内リンパ水腫(蝸牛型メニエール病)の治療評価法の新規作成と治療体験

 近年、蝸牛型メニエール病(急性低音障害型感音性難聴, ALHL)の発症が増加している。本症は「内リンパ水腫」を原因とするのでメニエール病の不全型ともいえる。症状は激しい回転性のめまいはなく、低音が聞こえにくい難聴、耳鳴り、耳閉塞感を主とし、状態がよくなっても再発を繰り返すのが特徴で、メニエール病に移行することが多い。病気が完成すると難治性となるため、早期の治療が重要である。しかしながら、現代の医療では治療法は確立していない。一般的によく言われているのが、安静の確保とストレスを取り除くこと。そして、基本的な薬物療法を行うことである。薬物療法の第一選択は強い浸透圧による脱水力で内リンパ水腫を軽減させるイソソルビドなどの利尿剤が用いられる。内耳の血液循環改善薬が使われることも多い。また、炎症を抑えるためにステロイド剤や精神安定剤、ビタミンB12製剤も使われることがある。

 本論文では、筆者自らALHLを発症したのを契機に、治療に対する評価法を新たに作成し、科学的に原因究明と治療の経過を追及したので報告する。また、本疾患を体験して、大学病院の耳鼻咽喉科における医療の現状についても報告した。(2022年8月1日執筆)

PDF:メニエール病論文  

指定難病 日本のポルフィリン症

「ポルフィリン症」の歴史、病因、診断法、診断基準、治療法、疫学・臨床統計、予防法、生活実態などについて、40年以上に亘る研究の成果を独自の視点から科学的に纏めました。また、未承認薬や指定難病の承認の経緯などについて纏めました。(B5版、321ページ、自費出版)

構成は「Ⅰ.医学編」と「Ⅱ.患者編」に分け、医学編(第1章)ではポルフィリン症の医学と題し、遺伝性ポルフィリン症が「指定難病」認定のきっかけとなった調査研究として、2009年、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)の「遺伝性ポルフィリン症の全国疫学調査ならびに診断・治療法の開発に関する研究」研究班(研究代表者:筆者)を中心に纏めた診断基準および治療指針を編集・修正して記載すると同時にポルフィリン・ヘム生合成機序ならびにその調節機序、遺伝性ポルフィリン症の発症機序などについて纏めました。患者編(第2~5章)では患者を中心とし、第2章は患者さんの権利獲得に向けた活動(指定難病、未承認薬承認)を中心に書きました。第3~5章は患者さんの治療後の現状や体験談、診療体制の問題点、患者さんの生活習慣改善、健康維持に関する諸情報を纏めました。

本書が医師などの医療関係者、医学研究者等々の目に留まり、ポルフィリン症患者の診断の向上並びに臨床研究の発展に繋がることを期待しています。そして、何よりもポルフィリン症患者さんのQOLの向上と健康寿命の延伸、そして、患者さん方が未来に向かって安心・安全な社会活動が送れるよう、病気が根治可能な社会となることを願っています。
PDF:日本のポルフィリン症(HP)

グローバル社会に生きる-海外に行き、海外を知り、海外で活躍そして日本に貢献-

 たった一つの新型コロナウイルスによってすべての価値が一変しました。あっという間に、このウイルスは世界中に拡散して私たちを自粛の世界へと導き、オンライン勤務、物の売買や教育など、社会生活を一変させ、日本経済の破綻を加速させました。社会生活においてはコンピュータ(PC)やスマホが日常生活上不可欠となり、この2つがあればどこでも仕事ができ、オンラインやテレワーク、在宅という言葉が日常化しました。また、情報や生活必要品はいつでも自宅にいながら得ることができるようになりました。一方で、飛行機やリニアなどの交通の利便性により、世界が身近になり、さらに空飛ぶ自動車やドローンの開発など、すでに現代はグローバル社会であることに気付きます。

 グローバル化とは、社会的あるいは経済的な事象などが国や地域などの境界を越えて地球規模で拡大し、多様な変化を起こす現象ですが、現代はすでにグローバル社会(国際化時代)といえます。そして、国境を越えた市場の時代を迎え、グローバルビジネスや企業はもとより官公庁、大学でも必須となっています。

 このようにグローバル21世紀を生きる私たちは、急速な時代の変化を理解し、それ対応する能力を持ち、さらに、海外で多様に活動する気概も必要です。日本人はこのグローバル時代に、海外に行き、海外を知り、海外での活躍に呼応していかないと、日本の地位は更に低下するでしょう。

 私たちはグローバル社会を理解し、その実態を自分の目で見て、異文化を理解する必要性があります。私も、44歳時に米国ニューヨーク州マンハッタンにあるロックフェラー大学にて友人の藤田先生と共に血液生化学のプロフェッサーと共同研究を行うために2~3か月間の研究生活を体験しました。滞在中に世界に先駆けて患者の遺伝子の異常を発見し、発症機序を解明しました。その時の経験は日本ではまったく得ることができないほど貴重なもので、その後の人生(教育・研究)は大きく変わりました。私が海外生活を送ったのは中年期でしたが、海外生活は若ければ若いほどその体験は大きな広がりを見せます。しかし、中・高齢期であっても得られる価値観は同じで、その後の人生、社会が大きく良い方向に変わっていくものと信じます。

 海外で活躍したい人、海外での生活に興味がある人、外国人と接したい人、海外留学したい人は勿論のこと、日本国内でこれから頑張ろうという人もグローバル時代に国際人として活躍し、生きる資質を身につけることが当然の如く必要となってきます。

 現在、日本の経済力、科学技術力、教育力などが低下、GDPも2010年に中国に抜かれてから急速に低下し、しかも「国の借金」は1,200兆円を超えています。このように、現代日本社会はいつ崩壊してもおかしくない不安定なバランスの上に成り立っています。すでに「日本の未来予測年表と医療」に記載しましたが、2065年以降日本は経済が破綻し、外国人によって無人の日本国土が占拠される(もう始まっている)。日本国はどこに向かっているのだろうか?50年後、100年後といった未来への展望がみえません。現在の日本組織はかなり脆弱になっています。現金(ポイント)のバラマキが横行している今日、年金介護問題、少子高齢社会、国家財政の破綻などの多くの問題を抱えている日本ですが、日本国民として、歴史を重んじ平和で幸せな活力ある国家となるよう期待したいです。

 グローバル社会は1975年松下幸之助氏曰く、「国際化時代とは一国一民族という垣根をはなれて、多くの国、多くの民族、あるいは多くの言語や習慣の違う人々と交わり、共同作業をすることが多くなる時代です。その時に最も大事なのは、世界人類が共々に持っている人間としての本質と共に、国や民族、あるいは時代によって違っている面を、正しく見つめ、理解し、これを生かし合っていくことであろう。」と述べています。科学分野では、この70~90年代は多くの若手博士研究者が海外に留学に出ました。米、英、仏、独国などが多く、帰国後は大学や研究所で活躍しましたが、その後は研究者の留学は減少し、逆に留学した経験を基に大学のグローバル授業の一環として海外大学協定校への留学システムを構築し、学生の留学数が増加しています。これは日本にとって大変良いことと思います。

 一方、東洋医学におけるICD-11第26章活用およびICF, ICHIの導入として、伝統医学のグローバル化が注目されています。伝統医療は多数あり、多様な文化的背景に根差す風土固有の規範、信念、経験に基づく知識、技術、実践法が集約されたものであり、人々の健康維持と共に、心身の病を診断、治療する手段として利用されてきたものです。そこで、大志を掲げるあはき師も、日本の伝統精神と療法をしっかりと受継ぎ、東洋医学療術師として現代および次代のグローバル時代を生き、国際人として大いに活躍していってほしいと願います。(近藤雅雄:2022年7月8日)

運動とミネラル:激運動による血液中モリブデン量の減少

 運動は動物にとって生命を維持する上で不可欠な仕事であるが、激しい運動(競技用スポーツ)の場合はそれなりの管理が必要となる。そこで、日常的に激しい運動を行っている男子大学駅伝選手および女子高校バスケットボール選手の体内ミネラルの影響について、とくに汗や代謝によって失われる微量元素の血液中の変動を検討した。
 その結果、選手群は男女共に日常的に運動をしていない対照群に比してモリブデン(Mo)量の著明な減少を世界に先駆けて見出した。また、男子選手群では対照群に比してマンガン(Mn), ガリウム(Ga), スズ(Sn)の有意な減少(p<0.05)とニッケル(Ni), カドミウム(Cd)の増加傾向を見出した。女子選手群では亜鉛(Zn)が対照群に比して有意に減少(p<0.05)したが、男子では有意差は見られなかった。
 以上の結果、激しいスポーツ活動が血液中のミネラル量に与える影響は男女で異なることがわかった。しかし、Moについては男女ともに選手群で著明に減少しており、激運動によってMo量が減少することが明らかとなった。PDF:運動とミネラル

高齢者の健康寿命の延伸を目指して~エイジングの機序とアンチエイジング

健康で生きられる期間を「健康寿命」と言いますが、2016年の日本人の健康寿命は男性71.14歳(2020年の平均寿命は81.64歳)、女性74.79歳(同87.74歳)です。女性の方が男性よりも約6年長生きですが、不健康状態が約2.5年、すなわち介護を要する期間が長い。そして、共に約10年以上、不健康状態が見られます。この原因の一つが酸化ストレスですので、高齢者の健康寿命の延伸とQOL(生活の質)の向上を図るためには、改めて健康増進の三原則「栄養・運動・休養」を見直すことが大切です。そこで、アンチエイジングを目的に、エイジング(加齢、老化)に影響を与える要因を明らかにし、それを除去する方法について検討しました。PDF:加齢の病態生理~アンチエイジング2

鉄欠乏性貧血~ヘム合成とミネラルバランスの新知見~ 

鉄欠乏性貧血は発展途上国のみならず先進諸国においても非常にポピュラーな疾患で、すべての年代での発症が認められます。この原因として、発展途上国では栄養欠乏が、先進諸国では栄養バランスの悪い食事が、各々指摘されています。鉄欠乏状態が続くと,まず貯蔵鉄が減少し,次に血清鉄,最終的にヘモグロビン量が減少し,貧血の発症に至ります。貧血になると免疫機能が損なわれ、心身の様々な機能が低下します。
途上国においてはヨード、ビタミンA、鉄、亜鉛の4大微量栄養素欠乏症の中で、鉄欠乏性貧血症は、最も対策の遅れている健康問題の一つです。我々は血液学的検査と症状から12例の典型的な鉄欠乏性貧血患者を見出し、本症の病態生理として新たにヘム合成とミネラルバランスに関する知見を得ました。そこで、貧血の原因、症状、予防と治療を加えて報告します。(参考文献:Kondo M et al. Iron deficiency anemia, in PORPHYRINS 14(2) 99-104, 2005) PDF:鉄欠乏性貧血症

紅茶による胃がんと風邪の予防

紅茶の健康効果は沢山ありますが、2つを挙げました。
1.胃がんの予防
胃がん発症の一次予防としてはピロリ菌除去と塩分を控えることが大切ですが、紅茶飲用による予防も可能かもしれません。

2.風邪の予防
紅茶(発酵茶)には緑茶に含まれる抗酸化物「カテキン」が発酵過程でテアフラビン(紅茶ポリフェノール)となり、これがインフルエンザウイルスに対して効果があると言われています。紅茶でうがいをしてはどうでしょうか。風邪ウイルスの感染予防として期待できかもしれません。現代のコロナ禍時代は口腔ケアの時代とも言えますね。
 いずれにしてもこれらの詳細は下記のPDFを参照してください。 PDF:紅茶と健康    

日本の未来予測~これから80年

 新型コロナウイルス(COVID-19)は昨年末(2020年12月8日)中国武漢で発生以来、南極大陸を除く全ての大陸に瞬く間に広がりました。この世界的大流行は今後の世界及び日本の未来に大きく影響を与えることは確実です。事実、流行地域のすべての国において、甚大な社会的、経済的、そして政治的危機を引き起こし、医療・福祉、教育、食糧・食生活、地域社会、レジャー、仕事、働き方等々、日常生活に大きな影響を与えています。同時に、今回のパンデミックから新たな感染症や地球環境の異常、経済の大恐慌、覇権統治・覇者の誕生、国家間の紛争など、この地球上でいつ起きてもおかしくない状況にあることを学びました。
 さらに、現在のGAFA(4つの巨大企業グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に依存したIT社会、汎用AI、デジタル化など、このコロナ禍によって一気に加速することが考えられます。高齢者にとっては益々住み難い社会となるでしょう。人間らしい生き方、人間社会のあり方、社会・経済・政治のあり方等、国家のあり方について、私たちが生活を営む「地球環境と生物多様性」の保全を基本に、真摯に考え直す時期が今です。
 私は地球規模的に、いつどのような危機が到来しても子どもと高齢者が住みやすい、健康で人間としての尊厳を失わず、生きる術として大切な善悪の判断、感謝し奉仕する素直なこころ、さらに、前向きに生活技術の工夫を行う知恵と将来を夢見るこころを持って「自由」なこころで、「正当性」「責任」を持って、「平和」に貢献できる人間社会の構築を願っています。
 そこで、今後80年間の日本の未来について検討し、PDFに予測年表として掲載しました。内容は今回のコロナ禍によって変わることが予測されます。(近藤雅雄:2020年10月18日掲載)
PDF:日本の未来20.10.18

こころとからだの健康(18)幸せホルモン・愛情ホルモン「オキシトシン」の多様性

 幸せホルモン、愛情ホルモンとして有名なオキシトシン(Oxytocin, OXT)は、視床下部の室傍核(PVN)と視索上核(SON)の神経細胞で生産され、脳下垂体の後葉から血管内分泌される9個のアミノ酸(Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)からなるペプチドホルモンです。1906年に英国の研究者ヘンリー・ハレット・デールによって発見され、出産時に子宮を収縮させる作用があることから「早い」と「陣痛」(oxy「早い」、tocin「出産」)を意味するギリシャ語として命名され、1952年に分子構造が決定されました。このホルモンの半減期(寿命)は約3分と短い。

 オキシトシンの分泌調節には未だに不明な点が多いが、エストロゲンによって分泌が増加し、オキシトシン受容体の発現を脳内で増加させる。これまでに、オキシトシンは分娩時に子宮平滑筋を収縮させ陣痛を促進させる作用と授乳による乳頭への機械的刺激に応答して乳汁射出を促す作用があることからり、出産と新生児の栄養補給に不可欠なホルモンとして広く知られてきた。

 一方、男性にもオキシトシンが存在することが分かっていましたが、その作用は長い間不明でした。それが、近年の分子生物学的手法によって、男女共にオキシトシンは大脳皮質前頭前野、海馬、扁桃体などに作用し、抗ストレス、摂食抑制、うつ病の改善、鎮痛、鎮静、催眠、感情、記憶、学習能力の向上、認知症予防など多様な作用が相次いで見出されています。そして、中枢神経のほか、子宮、乳腺、皮膚、腎臓、心臓、胸腺、膵臓、脂肪組織でも発現が確認され、その作用が注目されています。

 本稿では「オキシトシン」検索を行った結果、Google 166万件、Yahoo 201万件ヒット (2019年8月20日現在) し、この中からオキシトシン作用の多様性についてまとめました。
(近藤雅雄:2019年9月1日発表、2020年6月14日掲載)

以下のPDFに内容を示しました。PDF:オキシトシン縦書き    

「こころとからだの健康」第2版出版

 地球規模的に「こころとからだの健康」が問われています。「こころの健康」では海外における人と人との争い、国と国との争い、国内ではいじめ、児童虐待、車社会におけるいわゆる「あおり」、京都アニメーション放火事件等々、非常識な事案が続いています。
 また、「からだの健康」では生活習慣病の増加をはじめ、遺伝子編集、地球環境問題など普通でないことが平然と行われています。
 こころとからだは「心身一如」であり、このどちらかが障害されると、心と身体のバランスが崩れさまざまな障害となって現われてきます。また、2019年11~12月以降に中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染者および死亡者数の増加はこころとからだの両方に深刻な影響を与え、2020年3月11日に漸くWHOはパンデミック宣言を致しました。このウイルスによってすべての価値が破壊されようとしています。人類の英知によって、何としても「いのちとこころとからだの健康」は守らなければなりません。

 人間形成の基盤を成すこころの教育とは、さまざまな体験や体感を通して、生きるこころと生きる力、いのちを大切にするこころ、他者を思いやるこころ、前向きなこころといった人としての基礎を育むことが大切です。そして、人間を科学(健康、病気、福祉、コミュニケーションなど)できる人材を育てる。さらに、社会が期待する、①前に踏み出す力、②考え抜く力、③チームで働く力を持った人材を育てることが大切です。

 そのためには、自分を取り巻く環境に感謝するこころを持つことは勿論、人間社会において基本的である相手の立場になって(他のすべての生物に対しても共通しています。)、行動することであり、自分自身のQOL(生活の質・人生の質)をいかに高めるかを考えることが大切です。

 ヒトを取り巻くさまざまな環境要因と共存していることを常に念頭に入れた、地域・国家・地球・宇宙を考慮した包括的・学際的な正しい総合的・人文・社会科学的知識が必要であると同時に、このような社会の変遷に対して、常に謙虚に歴史・現状および将来を見据え、現状において最も重要な問題を正しく捕らえた科学的、精神的教育を行うことが必要です。そのための基本的教養を家庭・学校・地域・社会で学ぶことが大切です。
 基本的教養を身につけることは、生きる術として大切な善悪の判断、感謝し奉仕するといった素直なこころ、さらに、前向きに生活技術の工夫を行う知恵と未来を夢見るこころを持つことです。

 この地球上に生まれてきた人間は、この地球を支配する管理者として、この美しい地球を次代に引き継ぐ責任があります。それは人としての義務です。地球環境の保全、持続的な平和を堅持していくために、「こころとからだの健康」が最も大切であることを認識し・未来図を描いて行ってほしいと願います。

 本書では、「こころとからだの健康」と題して、人間教育の四原則である徳育、知育、体育、食育および環境問題などについて、教育・研究・運営の経験をもとに執筆しました。(近藤雅雄著 2020年3月3日発行、総ページ数140p,A4)


目 次
はじめに
1.人間として生きる力を育てる
2.遊びから学ぶ幼児教育、子育て習慣および期待される人材
3.社会の変貌と大学における教育のあり方
4.人を育てる~大学のリーダーに求められる37の習慣
5.研究成果は人類の宝、特に保健・医療・福祉に関わる研究の成果はすべて公開する義務がある
6.健常人と難病患者
7.「ポルフィリン症」難病指定への道
8.研究に懸ける思い~指定難病「ポルフィリン症」診断法の開発、患者発見に対する熱い思い
(1)ポルフィリン症専門外来開設への熱き思い
(2)研究には投資が必要~研究すればするほど自己負担が増加
9.正しい栄養素の摂取と言葉
10.健全な食生活をめざして~現代日本人の食生活を考える
11.食文化の変遷と食育~日本型食生活による健康寿命の延伸
12.食生活と栄養と食育
13.栄養学と医師
14.「こころとからだの健康」12の習慣
15.男と女の寿命の差
16.右脳と左脳を知る
17.摂食障害
18.肥満対策
19.ストレスと心身の障害
20.治癒と治療
21.生体防御機構と免疫システム
22.中高年齢者の免疫強化によるアンチエイジング
23.5-アミノレブリン酸の多様な生物機能
24.ホメオスタシスと生体リズム
25.目の病気の予防・対策に必要な栄養素と食品
26.脳を元気にする食と栄養素
27.血液型と病気
28.人間と地球環境
29.皮膚とこころ
30.幸せホルモン「オキシトシン」作用の多様性
おわりに「君に贈る言葉」
付録 リヴ物語
   国立公衆衛生院
   ロックフェラー大学
   日本の未来年表と医療

国際鍼灸専門学校、在校生・新入生へのメッセージ

国際鍼灸専門学校の在校生並びに新入生の皆様
 昨年(2019)11~12月以降に中国武漢市で発生した新型コロナウイルス感染が世界中に広がり、パンデミック(世界的大流行)として大きな社会問題となっています。国内の教育機関もこの影響を受け、3学期は休校が相次ぐと同時に慌しい3学期となってしまいました。そして、大変残念ながら、3月31日をもって国際鍼灸専門学校退職に当たり、在校生及び新入生の皆様にご挨拶する機会を逸してしまいした。
皆さんへのメッセージを以下のPDFに認(したた)めました。(近藤雅雄:令和2年3月28日著)
PDF:在校生メッセージ(国鍼2020.3)

生命の科学~講義と問題

 地球および生命の誕生から人間の誕生、進化、生涯を通して、地球と宇宙の恵みに感謝し、自然の営みを大切にするこころを育て、人類の持続可能な発展をもたらす社会をつくるためにはどうしたらよいかを人間の健康を中心として、わかりやすく展望します。

学びの意義と目標 
 健全なこころとからだの働きのメカニズムを学び、地球市民として人類の健康と平和および地球環境の保全に貢献できる教養を身につけます。
 生命の科学は生命の誕生、そして生体を構成する多くの細胞、組織、臓器およびそのネットワーク(生命系)の特有な現象および様々な機能を科学的に究明し、人類の発展に貢献するという、自然科学から人間・総合科学にまたがった広領域の分野です。
 今、地球環境問題、経済産業や社会保障、医療、食糧等の問題は、私たち人類の存続基盤にかかわる大きな問題となっています。人類が、いのちを大切にし、平和で健康な生活を営む中で、豊かさを味わい、心の安らぎを感じられる新たな社会システムの構築が望まれます。
 そこで、これからの社会を担う学生として、生命のしくみ、健康・病気の概念、こころの問題、生命倫理を理解し、平和で、健康的な生活を送るための方法及びそれに必要な生命科学の基本的知識を身につけます。
PDF:生命の科学テキスト(第1講~30)

コンパクト基礎栄養学~講義版

 朝倉書店から出版されている「コンパクト基礎栄養学」の講義版を作成した。
 基礎栄養学講義は、科学的思考の基盤として人間と生活を重視した場合、生物の生命現象はすなわち栄養現象であることから、基礎栄養学に関する科学的・理論的思考力を育て、人間性を磨き、自由で主体的な判断と行動を培う。
 達成目標は、ヒトにおける生物としての普遍的なシステムと特徴について正しく理解することが重要であり、生命現象すなわち栄養現象の基本原理である新陳代謝(動的平衡)の理解を深めると同時に、人間の様々な機能とその維持に必要な栄養について、科学的・論理的思考力を育てる。また、病気の予防、回復、健康を維持するための栄養学の基礎を学び、生活習慣の重要性とその指導に役立つよう根拠のある栄養学の知識を修得する。
 ここでは、教科書「コンパクト基礎栄養学」を実際に講義で利用するときの参考資料として、内容を各章ごとに独自にまとめ、巻末に過去の管理栄養士国家試験問題として出題されたもの及び自作問題を記載したので、各自の勉強又は講義の資料として利用していただけると幸いです。以下のPDFを参照下さい。(近藤雅雄:2020年2月9日掲載)
基礎栄養学(公開用)

ペンタガーデンは植物中の抗酸化能を持つ各種必須ミネラル及びフラボノイドを増やす

 近年、活性酸素が原因で起こる各種疾病からの予防及び健康維持・増進を目的としたフラボノイドの抗酸化能が注目されている。フラボノイドには約7000種ともいわれる多数の化学物質が報告され、その抗酸化能も異なる。そこで、約32種類の抗酸化物質についての抗酸化能を検討した結果、ルテオリンというポリフェノールが細胞内外にて極めて抗酸化能が高いことが分かった。我々は、各種フラボノイドの高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析法の開発を行うと同時に、各種植物のルテオリン量を調査した結果、ピーマンなどのベルペッパーに多く含まれていることが分かり、ピーマン中の各種フラボノイドの定量分析を行った。 
 さらに、最近注目されている肥料ペンタガーデン(5-アミノレブリン酸(ALA)配合肥料:コスモ誠和アグリカルチャ株式会社、現在は株式会社コスモトレードアンドサービスに変更)を投与し、栽培したピーマンのフラボノイドおよびミネラル量に及ぼす影響について検討を行ったところ、抗酸化作用を有するポリフェノール類の増量並びに多くの必須ミネラル、とくに免疫や抗酸化作用を有するミネラル類が増量することを見出した。

 ALAはクロロフィルやヘム合成に不可欠な鍵となるアミノ酸であり、このALAを配合したペンタガーデンまたはペンタキープには植物生長促進効果、光合成促進、バイオマスの増大、糖度の上昇、硝酸含量の低減、ビタミン含量の向上、低温・低照度耐性、耐塩性などの様々な機能が知られ農林業、施設園芸、野外圃場、都市や砂漠の緑化など多方面で利用されている。

 最近、筆者もテイクオンで購入したペンタガーデンを家庭園芸に用いたところ、花はより鮮やかに、葉はより緑に、また野菜や果物はより大きく、糖度も増し、各種栽培には欠かせない肥料として楽しんでいます。

 ペンタガーデンの“ペンタ“の意味はギリシャ語で5を指し、5番目の炭素にアミノ基を持ったレブリン酸と言うことで、5-アミノレブリン酸と言い、このアミノ基が植物の成長に大変重要であることからペンタシリーズが開発されたものと推測される。近藤雅雄(2019年6月10日掲載)

 なお、 ペンタガーデンテイクオンALAショツプhttp://takeon-ala.jp/ にて購入できる。
 論文は以下のPDFを参照されたい。ピーマンの各種ミネラル及びフラボノイド量に対する

生活習慣病予防対策の簡単レシピの1例

生活習慣病7疾患の予防に対する最新の食生活話題について紹介した。

1.がん予防 
 みかんの皮を熱湯消毒し、天日干しで数日間乾燥させる。その後、粉砕して食する。精油のリモネン、フラボノイドのヘスペリジン、カロテノイドのβ-クリプトキサンチン、水溶性食物繊維のペクチン類など作用メカニズムの異なる様々ながん予防物質が見つかっている。

2.認知症予防
 カマンベールチーズ(白いカビ様の部分)にオレイン酸アミド、デヒドロエルゴステロールが含まれ、認知症の原因であるβアミロイドを減らす。より効果的なのはカマンベールチーズに赤ワインを2~3杯程度飲むのが良い。または、ビールの苦み成分、ホップ由来のもので、イソα酸が肥満抑制効果、発がん抑制効果、骨密度低下抑制効果、アルツハイマー病予防効果があることが報告されている。

3.心臓病
 LDL-Cの減少作用→さばの水煮缶(マルハ)にEPA(1.87g/缶)含まれ、1g/1日、1缶/1日。EPAは熱に弱いので、サラダなどで摂取する。大根(イソチアシネート)、たまねぎ(イソアリイン:涙を出す成分)と一緒に摂取するとより効果的。

4.便秘
 食物繊維の1日の必要量:男性20g、女性18gであるが、必要量を満たしてる人は少ない。そこで、100g当たりの食物繊維の含有量多い レタス 1.1g、ごぼう 5.7g、干し柿14g(柿1.6g)にオリーブオイル(オレイン酸含む)をかけ、1日2回、朝と夕方摂取すると良い。野菜としての必要量は一日350gとなる。

5.高血圧(1/3人)
 血管収縮による高血圧対策として、抗酸化物質ポリフェノールを摂取する。100g当たりのポリフェノール量 りんご220mg、赤ワイン180mg、チョコレート840mg。72%以上のカカオが含まれているチョコレートを1日25g摂取する。また、合谷を指圧すると良い。

6.花粉症
 花粉症のIgE抗体を減少させる食材。れんこん(タンニン、ムチン含む)含まれ、40g/1日皮ごと輪切りや細かくしてポタージュスープなどで摂取する。2週間で効果があり、また、レンコンをすって綿棒で鼻に塗付しても効果あり。果実じゃばら(邪払;スーパーフラボノイド、ナリルチンが有効成分)や杉茶(主成分は杉葉精油)も効果がある。

7.糖尿病(Ⅱ型95%、1/5人)
 トマト(赤い色素リコピン(抗酸化物質)が果肉に含まれる)は血糖値を下げ、トマトをジュースにして摂取する。オリーブオイルをさじ1杯加え、レンジで温めて飲むと4.5倍リコピンの吸収率が高まる。血糖降下剤と同じ効果がある。160㎎→110㎎に低下する。
(掲載日:2019年4月2日、近藤雅雄)

こころとからだの健康(17)皮膚とこころ

 東洋医学において皮膚は最も重要な器官である。皮膚の生理作用は保護作用、感覚作用、体温調節作用、吸収作用、分泌・排泄作用、呼吸作用などが知られているが、近年の分子生物学の発展によって、内分泌作用の発見など新たな展開を迎えている。
 近年、皮膚のケラチノサイトがオキシトシンなどのホルモンを生産・内分泌し、他の細胞にいろいろ働きかけていることや様々なホルモンに皮膚が応答することが相次いで報告された。すなわち、グルタミン酸やγアミノ酪酸(GABA)、アセチルコリンやドーパミン、アドレナリンなどの生体物質にケラチノサイトが反応すること。さらに、記憶や学習に関与する脳の海馬にNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)グルタミン酸受容体が局在し、これが表皮でも見出されたこと。これらの結果から、皮膚はこれまでの生体情報連絡系である神経‐内分泌‐免疫の三大システムに皮膚が加わり、「皮膚と脳」「皮膚と免疫」「皮膚とこころとからだの健康」など、生体機能との関連性に興味が持たれる。
近藤 雅雄(東京都市大学)平成31年4月2日掲載
以下のPDF参照
PDF:こころとからだの健康(17)皮膚とこころ

東西医学研究~研究成果報告の方法

 東西医学研究が注目されている。長い間、伝統医学として親しまれてきた東洋医学が昨年6月に漸く国際的に求められ、西洋医学に遅れること118年、WHO(世界保健機関)国際疾病分類第11回改訂に初めて伝統医学が加わり、2019年の5月に開催されるWHO総会の承認を待つのみとなった。
 このことは新しい鍼灸伝統医学の幕開けであり、鍼灸にかかわる研究が一層加速することが推測される。そこで、「研究の質の向上が治療・教育の質の向上を担保する」ように、研究成果の報告の方法について、以下の内容に従って記載した。

内 容

1.研究発表および研究論文を書く意義
2.研究のフロー
3.文献の検索方法、文献とは
4.論文抄読(査読)の方法
5.学会抄録の書き方
6.学会および学術会議発表のしかた
7.研究論文の書き方
8.研究論文を書いてみよう
9.研究の評価、論文の評価
10.参考資料:伝統医学と日本の医療~鍼灸医療の発展を期して
以下のPDFを参照されたい。
(近藤雅雄、掲載日:2019(平成31)年3月13日)
PDF:東西医学研究2018

伝統医学と日本の医療(2)~鍼灸医療の発展を期して

 鍼灸師を志す学生は医療に対する高い志を持ち、優秀で、まじめで、そして研究熱心である。これら学生がさらに飛躍し、日本の保健・医療・福祉に貢献することを願って止まない。
 しかしながら、近年、鍼灸師養成校として歴史があり、長年実績のあるいわゆる伝統校への入学者数が急速に減少している。この理由の一つとして、学校養成施設が大幅に増加(平成10年度の14施設に対して現在93施設)したことが挙げられる。この減少はあん摩マッサージ・指圧師、柔道整復師養成に実績のある各伝統校でも同じである。このことは今後の日本医療にとって大変な危機感を覚える。そこで、日本の医学・伝統医学の発展を祈念して、日本における鍼灸医療の発展の歴史を中心として私的にまとめた。
 現在、世界的に伝統医学の見直し・推進が起こっている。日本では、各種伝統医学の中でもとくに鍼灸医療を中心とした東洋医学が科学的な根拠を積み重ね発展してきている。しかし、鍼灸医療は西洋医学を根幹とした医療制度の中では、戦後70年を経た今でも未だに補完・代替療法としての位置付けである。
 さて、鍼灸師を目指す学生並びにすでに鍼灸師として活躍している治療師が最も心身の拠りどころとする組織が(公社)全日本鍼灸学会や(公社)日本鍼灸師会である。これら組織が中心となり、日本の鍼灸医療の未来を見据え持続的な発展を目指した医療行政の改革を期待したい。さらに、日本鍼灸の学術的・臨床的研究を通して、質の高い科学的根拠を蓄積し、確固たる地位を構築することを望む。
 鍼灸師養成機関(専門学校や大学)、鍼灸医療関連組織並びに鍼灸師の益々の発展・活躍を願い、下記に論文としてPDFにて掲載した。(近藤雅雄:平成29年1月19日掲載) PDF:伝統医学と日本の医療,(2)鍼灸医療の発展を期して(国際) 

受験生がんばれ ‼~受験に成功するための戦略と心得

 毎年、1月から3月は学校の定期試験、入学試験、様々な資格にかかわる試験、昇格試験など人生を左右する大きなイベントが集中し、受験の季節となります。この時期は、冬から春にかけて気象の変動が著しく、インフルエンザなどの風邪や自己免疫性疾患や持病などの症状が出現しやすい季節でもあります。これらを乗り越えて、漸く春がやって来ます。
 ここでは、受験に失敗しないための戦略とその心得の一例を紹介します。
1.試験前
1)計画を立てる。PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)に従う。
 試験の日程が決まったら、それに合わせて自分に合った試験準備を計画、これを実行し、勉強の方法・準備が適切であるかを評価する。その際、ムリ、ムダ、ムラの「3ム」がないよう、何度も繰り返し、最適な方法を考える。自分に合った勉強法が確立したら、それを実行する。
2)過去問題を徹底的に調べる。
 試験に出題される内容の重要ポイント(キーワード)はいつの時代も同じです。したがって、過去に出題された問題を繰り返し実施し、これを理解すれば試験準備は十分です。
3)体調を万全にする。
 季節的にも風邪や持病などが発生しやすい時期なので、こころとからだの健康管理を怠らないよう、強い意志と自信をもって日常の生活と体のリズムを守り、自己管理を行って下さい。

2.試験前日
 試験前日には試験勉強を行わないで、翌日に備え受験票や筆記用具などの準備を完璧に行い、カバンにしまって、早めに寝る。その際、絶対合格するという自信を持つことが大切です。

3.試験期間中
1)試験会場に30分前には必ず到着する。
 前もって試験会場を下見し、余裕をもって試験会場に到着できるよう交通機関などを調べておく。また、交通機関のアクシデントに備え、迂回路も調べておき、少なくとも30分前には会場に到着し、トイレなども済ませておきたい。
2)試験を受けるためのPDCAサイクルを考える。
 試験用紙が配布されたら問題全体を速読し、簡単な問題から解答し、難解な問題は後回しにする。問題順に一つひとつ解答していくと、難解な問題に遭遇した時に、それに関わる時間があっという間に過ぎてしまい、時間が足りなくなり、これが致命傷となることがあります。まずは、問題全体を早めに把握しておくことが大切です。
3)試験が終了した後の心構え。
 試験が終了してからも、ケアレスミスがないかを確認することが大切です。必ず、何度も問題と解答を見直す。また、迷った時は、最初に解答した答えが正解のことが多い。

4.試験終了後
 試験がすべて終了したら、自宅などで問題を必ず見直し、間違っていないかを確認する。間違いが確認されたら直ちに修正する。この確認作業はその後の人生においても、同じ間違いは絶対に繰り返さないという「考え抜く力」「課題発見・解決力」などが養われるますので、必ず行って下さい。(近藤雅雄:平成30年12月7日掲載)

こころとからだの健康(16)血液型と病気

 かつて、血液型といえば几帳面なA型、自由奔放なB型、指導力のあるO型、天才肌のAB型など、また、大脳の右脳と左脳との関係ではA型は左脳、B型は右脳、AB型は左右全体、O型は左脳または右脳の発達が各々優れているなどと言った科学的根拠のない「性格診断」や「占い」が流行った。
 しかし、近年、分子生物学の急速な進展によってABO式血液型と病気の関係についての報告が多くみられるようになった。例えば、O型は胃がんや膵がんになりにくい。前立腺がんの再発率が一番低い。心筋梗塞になりにくい。認知症になりにくい。糖尿病になりにくいなど。また、ノロウイルスの一種であるノーウォークウイルスに感染しないのはB型で、スノーマウンテンウイルスに感染しないのはO型である。貧血になりにくいのはB型、AB型。とくにB型女性はなりにくい。肺塞栓症(エコノミークラス症候群)はO型が一番低い。牛肉アレルギー患者の血液型はA型かO型で、B型、AB型の人は罹らない。などの報告が相次いで出てきている。
 今後、血液型による治療法の違いやこころとからだの健康との関連性などの報告が出てくることが推測されるが、これらの結果に対しては個人差や生活習慣・環境などの違いもあり、さらに基礎的研究および疫学調査による統計学的研究等による更なる科学的根拠が必要であることは言うまでもない。これら血液型に関する最新の話題をPDFに纏めた。(近藤雅雄:2018年12月6日掲載)PDF:こころとからだの健康(16) 血液型