[食育-9] いまこそ食育

このように食育の重要性が見えてきたわけですが、では「食育」とは具体的に何を伝え、教えるのでしょうか。食育とは、食を通して幼児・子供の健やかな心と身体を育むことを意味します。その場合、教育的アプローチと環境的アプローチの両面から取り組む必要があります。 imakoso-shokuiku 教育的アプローチとは、食べ物を選ぶ能力、つまりどういうものを食べたらいいのかが分かる力を養うことがまず重要です。さらに食べ物の大切さを知る能力、 料理をする能力、元気な身体が分かる能力なども必要になってきます。つまり子供自身が食べる力を獲得するようにしなければなりません。一方、環境的アプ ローチとは、子供たちが正しい食生活を送れるようにするための環境を作ることで、家族が食事を共にする、あるいは一緒に食事を作ることによって、他人に対 する思いやりの心、命あるものをいただくことへの感謝の気持ちが芽生えてくるのだと思います。つまり、食育とは人としての基本を育てるものであり、人間形 成の根幹であると考えます。
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