[食育-3] 最近の日本人の食生活

ところが、最近の日本人の食生活を見ると、栄養バランスが崩れ、米消費の減退、脂質摂取量の増加といった豊食・飽食・崩食が起こっています。さらに1日3 食の食習慣が乱れ、団欒のない貧しい食事、際限のない食の多様化・自由化を招いています。これまで日本人が築いてきた伝統的な食文化が失われ、食料自給率 の減少、肥満、生活習慣病などの増加、学習能力・思考能力の低下、いじめ・引きこもり、膨大な食品ロス、地産地消の崩壊といったさまざまな問題が噴出して いるのです。 ima-nihonde また食生活の乱れからくるさまざまな問題に対処するため、多様な健康食品が生み出されていますが、そうしたものの大量かつ長期的な摂取が、将来、私たちの 健康に及ぼす影響についてまだ科学的なエビデンスが得られないのが現状です。こうした現象の背景には、命に対し感謝する心が欠如しているからではないかと 考えられます。
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