メラトニン

 脳の松果体から内分泌されるホルモンで、夜間に分泌量が増えて昼間低下することから概日リズムの形成および睡眠と覚醒リズムの変調を正常化し、睡眠・生体リズムを調節する。主として不眠症や時差ボケの解消など睡眠障害の治療に利用されており、近年ではうつ病の治療に期待されている。抗酸化作用、老化防止作用なども期待されるが、生殖毒性や医薬品との相互作用などが危惧される。子ども、妊娠を希望する女性、妊婦、授乳中の使用は避けた方がよい。
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