野菜中の各種フラボノイドのHPLC分析法の開発

現代人の免疫能は低下しており、特に高齢者の免疫能は著しく低くなっている。免疫能低下の主な原因として、急速な食生活の変化による肥満および加齢、ストレスなど、酸化ストレスによる影響が示唆され、その結果、細胞障害や免疫能低下が起こることが知られている。そこで、酸化ストレスからの防御方法として野菜などに多量に含まれる抗酸化物質の摂取が注目されている。
 本研究ではこれまでに多くの抗酸化物質の中で、ルテオリンが細胞内および細胞外の活性酸素消去能が高いことから、ルテオリンを中心として各種フラボノイド類のHPLC分析の開発を行った。フラボノイド類には多数の異性体が報告されているが、統一された分析方法はいまだにない。したがって、各々の抗酸化物質の抗酸化機能についてもはっきりしない。(br>  本研究では各種フラボノイドのHPLC分析法の開発と、実際に野菜からの抽出ならびに定量を目的として検討した。(近藤雅雄、2019年4月17日掲載、2006年5月12日発表)PDF:野菜中の各種フラボノイド分析法の開発
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