成長・発達、加齢の栄養・生理学

 ヒトの生涯の各時期における生理学的特徴、頻度の高い疾患を把握し、栄養学的な諸問題を理解する。小児期では著しい成長・発達は生涯栄養学の基礎的問題として重要である。成人期は生活習慣が変動する時期であり、生活習慣病発症の予防として栄養・食生活管理が重要である。高齢期については、老化のメカニズムを理解し、高齢期の生理的・心理的変化からさまざまな体調の変動が起こる時期であり、それぞれの体調に合った最適な栄養ケアができるようにする。
 本稿では、ヒトの生涯における栄養と生理について下記の項目にしたがって概説したので、pdfを参照されたい。
Ⅰ.成長、発達、加齢の概念
 1.成長  2.発達  3.加齢
Ⅱ.成長・発達に伴う身体的・精神的変化と栄養
 1.身長、体重、体組成  2.消化・吸収  3.代謝  4.運動、知能、言語発達、精神発達、社会性  5.食生活、栄養状態
Ⅲ.加齢に伴う身体的・精神的変化と栄養
 1.臓器の構造と機能の変化  2.分子レベルの老化(テロメア、活性酸素による障害)  3.高齢者における疾患(病態、症候、治療)  4.高齢者の生理的特徴(予備力、適応能力)  5.高齢者の心理的特徴  6.高齢者における食事摂取の特徴  7.栄養状態の変化
(近藤雅雄:平成27年11月6日執筆掲載) 成長、発達、加齢の栄養・生理学27.11
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket