クエン酸

 生体のエネルギー物質、アデノシン三リン酸(ATP)の生産システムの中心をクエン酸サイクルというようにATP生産に不可欠なトリカルボン酸である。ブドウ糖が完全燃焼されないとピルビン酸(焦性ブドウ酸)から乳酸が生産され疲労の原因となるが、クエン酸はピルビン酸を分解し、乳酸の生産を抑制するため、疲労回復(精神的、肉体的)効果や肝臓病改善効果が認められている。柑橘類、ウメ、モモ、パイナップル、イチギなどの果実に多く含まれている。
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