高齢者の食生活と免疫強化

 日本人の高齢者は加齢と共に嗜好が変化し、とくに免疫能保持に重要な因子であるタンパク質摂取量は中年期を境に肉類から魚類に変化することによって年齢に関係なく一定量保持できてるという特徴を有していることを見出しました。しかし、同時に、セレンや銅など抗酸化に関与する微量元素量が加齢にしたがって減少することが確認されました。また、抗酸化成分としてルテオリンというポリフェノールを見出し、これを多く含む食品がピーマンであることがわかりました。
 そこで、高齢者にピーマンを実際に食べていただくという介入試験を行った結果、抗酸化機能及び免疫機能などが強化されることがわかりました。
(朝倉書店、食品技術総合辞典、2008年およびアンチエンジングより引用) 高齢者の食生活と免疫強化pdf アンチエイジング